凝固剤について
液体を固体、あるいは半固体にする為のものとして使用される凝固剤も、添加物の一つに数えられます。
有名なのは、豆腐のにがり、寒天、ゲル化剤といったところでしょうか。
この凝固剤に関しても、食品の安全上どうなのかについて検証していきましょう。
基本的に凝固剤の場合、食品の安全を害するどころか、体にいいものが多いですね。
豆腐のにがりがその代表例で、にがりを使用した健康商品がたくさん世に出回っているとおり、にがりは体にいいのです。
にがりを使ったクッキーは健康食品の定番ですし、にがりを水に混ぜて米を炊いたり、にがりを風呂の中に入れたりすることで、健康、あるいは美容に良い作用を及ぼすという見解はもはや一般常識になりつつあります。
寒天にしてもそうです。
ゼリーなどを作る際に使用しますが、元々海草なので、体には良いのです。
では、すべての凝固剤が体にいいのか、食品の安全上優れた添加物なのかというと、そうとは限りません。
人工的に作成するゲル化剤の中には、体にあまりよくない材料を使用するものもあります。
とはいえ、他の添加物と比較した場合、もっとも食品の安全を脅かさないのが、この凝固剤と言えます。
味や色、香りを弄ったりしないので、そういった面でも無理に体によくない素材を使用する必要性がないところが大きいのでしょう。
凝固剤に関しては、そこまで深刻に考える必要はないかと思います。
むしろ、健康食品としての凝固剤のあり方の方が、必要性が高いといえるくらいです。
ここ数年、食品のあらゆるものに対して、偽装という悪質な方法によって隠蔽を行っていた事実が明るみになっています。
食品の安全の崩壊は、この偽装が何よりも表しています。
偽装された食品の安全など、ないに等しいのですから。
この偽装というのは、なぜ起きてしまうのでしょう。
答えはいくつか存在しているかと思います。
まず、食品製造会社にとって、一番重要なのは、他の会社との競争です。
食品は、すべての人間にとって例外なく必要なもの。
調理したものか素材かの違いはありますが、食品を購入しない家庭はまずないでしょう。
つまり、食品とは決して需要が途切れることのないものと言えます。
それが何を意味するかというと、独占的な商売はできない、ということです。
そして同時に、多種にわたるライバル関係が生まれるともいえます。
例えば、スーパーの食品売り場と、お弁当屋さんと、ファミリーレストラン。
これらは直接的な対立関係が生まれるというわけではないものの、食品を提供するという点で一致している以上、競争原理が生まれてしまいます。
簡単に言えば、需要の争奪戦ということになるのです。
この争奪戦に勝つには、どうすれば良いのでしょう。
答えは簡単です。
ニーズに答えられる商品を出す。
これに尽きます。
では、ニーズとはどのようなものなのでしょう。
一般家庭のニーズは、基本的には一致しています。
安いものです。
味よりも何よりも、コストを重要視する家庭が一番多いのです。
ここに、食品の安全を無視した偽装の根源があると言っていいでしょう。
2008年12月 2日|
カテゴリー:00食品に入っているいろいろなモノ