着色料の長所と短所
着色料の長所と短所に関しては、はっきりしています。
食品の安全という点で考えればマイナスの可能性が高いですし、商品価値という点ではプラスとなる可能性が高いですよね。
ただ、すべての着色料が食品の安全を損なうというわけではありませんし、すべての着色が商品にとってプラスになるとは限りません。
まず、短所の面から検証していきましょう。
着色料は天然添加物と合成添加物の差がより顕著で、最近では天然添加物を使用しているという記載をしている食品も増えていました。
逆に言えば、それだけ食品の安全に対する意識が社会に浸透してきたといえますが、合成添加物が体に悪いことの裏づけともいえます。
実際、合成添加物を使用した着色料は、体によくありません。
例えば、着色料の原料の一つであるアカネ色素などは、肝臓の発がん性、遺伝毒性といったものが認められ、既存添加物からはずされたという経緯があります。
よく食品添加物にはがんになりやすい物質が含まれていると言われますが、実際にそういった例があるのです。
こういった、遺伝子損傷やガンについては、様々な人、あるいは団体が指摘し、着色料の使用禁止を訴えています。
ただ、大げさであったり過剰な表現を用いることも少なくありません。
実際、着色料はよほど過剰に摂取しなければ、人体には影響がないという意見もあります。
合成添加物を使用した着色料に関しては、必ずしも体に悪いとは限らないのです。
そして、天然の着色料に関しても、必ず体に悪くはない、ということはありません。
この双方にそこまで明確な差はないというのが現状です。
着色料における最大の短所は、ある意味この点かもしれません。
食品の敵として、酸化という現象があります。
よく酸化=腐るという印象を持っている方がおられるかもしれませんが、そうとは限りません。
また、酸化防止剤と保存料を同じものと考えている方も結構いるようですが、両者は確実に違います。
保存料は、食品を長持ちさせるためのもので、腐るのを防ぐ効果があります。
一方の酸化防止剤は、酸化を防止し、酸が浮いてこないようにする働きがあるのです。
よくセットで扱われるこの両者には、明確な目的の差があります。
酸化防止剤は、どちらかというと外見を整えるための添加物です。
酸が浮くことで、見かけが非常に悪くなる事があり、それによって消費者が腐っている、劣化している、あるいは不良品なのではないかと判断するのを防ぐためです。
酸化する事で起こる現象としては、主に変色や風味の変化です。
これらを見た場合、やはり消費者にはあまり良い印象を与えないのが実情でしょう。
しかし、最近では食品の安全を考慮し、酸化防止剤をあえて使用しない食品も増えています。
その場合、注意書きに「色が変わる場合がありますが、内容にはまったく影響がありませんので安心してお召し上がりください」といった旨の表記がなされることが多いですね。
こういった表記を見たら、酸化防止剤が使われていない食品と判断していいかと思います。
この酸化防止剤は、エリソルビン酸ナトリウムや亜硫酸ナトリウムなどのように、あまり体によくないとされる化学合成物質が含まれる一方、ビタミンCやビタミンEを使用しているケースもあります。
つまり、必ずしも体に悪いものばかりとは限らないということです。
食品の安全という面では、長所にも短所にもなると言えます。
食品の安全をしっかり考えるならば、この酸化防止剤について注意深く調べておきましょう。
2008年12月 2日|
カテゴリー:00食品に入っているいろいろなモノ