中国製品の食品の安全
現在、日本国内では食品の安全に対する意識が大きく変化してきています。
そして、その中にあって、最も関心を寄せている、あるいは目の敵にされているのが、中国製の食品です。
中国から輸入している食品、中国で生産、加工を行っている食品の安全に対し、日本国民全体が懐疑の目で見ています。
実際、あまりにも問題が多すぎました。
2002年から少しずつ表面化してきた中国生産加工食品の安全問題は、2007年に国内の問題が大きく取り上げられるようになった背景もあり、非常に強いバッシングの元で議論される事となりました。
また、中国と日本との確執もこの流れに拍車をかけたと言えるでしょう。
いずれにしても、現在における中国製の食品に対する日本の印象は最悪を通りすぎています。
今や、食べ物として認識する事にすら抵抗があるという人も少なくありません。
こういった状況で、今後中国から輸入した食品に対してのこれまでどおりの売り上げを望むことが容易ではない事は想像に難くなく、冷凍食品をはじめとした安価な食品の人気がかなり落ちているようです。
日本は輸入大国です。
自給率の低さは諸外国と比較しても顕著で、食品における国内の生産量は、輸入量と比較してもかなり低いと言わざるを得ません。
食材にしてもそうですし、加工品にしてもそうです。
安い賃金で働かせて物を作り、高く売る。
こういった体質が蔓延している現状では、中国製の食品の需要が落ちたからと言って、じゃあ変わりに国内で、というのは難しいという事でしょう。
中国製の食品で、日本国内に住んでいる日本人が被害にあった例は、2002年以降徐々に増えてきます。
まず、2002年には、中国産の冷凍ホウレンソウおよび枝豆から基準値を超える残留農薬が検出されました。
翌2003年には、中国産のうなぎ加工品から、合成抗菌剤が検出されました。
これらの事件に関しては、当時日本全体でまだ食品の安全に対する意識が今ほど高まっておらず、国内での事件もそれほど取り沙汰されていなかった為、大きな話題になる事はありませんでした。
しかし2004年、一つの転機ともいえる事件が発生します。
中国国内で発覚した、粉ミルク偽装事件です。
これは、粉ミルクとして発売されていた物において、実は通常含んでいなければならないたんぱく質の半分~10%しか含んでいない物だったということが発覚した事件です。
この偽粉ミルクを飲んでいた幼児が栄養失調を引き起こした事で発覚しました。
この事件は日本でも報道され、中国の食品の安全に関する意識の低さを印象付ける事になります。
2004年には、更に毒入りの春雨、農薬に汚染された漬物などの報道がなされていました。
2005年~2007年にも中国で度々偽装や中毒といった食品の安全を脅かす問題が発覚していましたが、まだ日本国内においての中国産の食品での被害という物は取り上げられていませんでした。
日本において、中国産の食品に対して大きな不安が生まれたのは、2008年に入ってからです。
2008年12月 2日|
カテゴリー:00食品の安全はいまどうなっているのか